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12月22日 冬休みの目標を決めよう

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今週で2学期が終わるお子さんも多いのではないでしょうか。 教室では,冬休みに向けてお子さんの目標を立て始めています。 自分自身で立てたり,先生とお母さんでそうだんしたりと, お子さんによって立て方は様々です。 今日の療育では,Kくんの冬休みの目標を一緒に考えました。 勉強や運動,お手伝いなど,ジャンルごとに目標を決めて,それを達成するための 具体的な作戦を考えます。 目標を立てた後の,「それをどうやって達成するのか」という,具体的な手順を 考えることが重要です。 勉強では「算数と英語を頑張る」という目標を決めたKくん。 「具体的に,何を頑張るの?」と聞くと,少し考えてから「苦手なところを復習する!」と宣言。 他にも, 「早寝早起き」を達成するために「目覚ましをかける」や, 「雑巾掛けをする」を達成するために「ゴミが落ちていないか確認する」など, 具体的な作戦を考えることができました。 「全部やる」「頑張る」だけでは,課題自体の精度が落ちたり,何を頑張ればいいのかが わかりにくくなってしまいます。 お子さん1人だけで考えることが難しい時は, 「具体的にどうする?」「どうすれば達成できるかな?」などの 声がけをするなど,実行機能をフォローすることが必要です。 実行機能の『望ましい目標の想定』『合理的な手順』をしっかり詰めて, 課題を実行することが重要ですね。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

12月10日 使える動詞を増やそう!

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 今日のトピックは,コミュニケーションについてです。 たくさん言いたいことが増えたKくん。 PECSブックを使いこなして,先生に「◯◯ください」「◯◯行きたい」と伝えることがとても上手になりました。 その他にも先生やお母さんに伝えたいことがたくさんあります。 適切に伝えるために,まずはKくんが何を伝えたいのかを知ることが重要! 本人が言った言葉や動作,その時の状況を記録に取り,本人が伝えたかったことを分析していきます。 勉強が終わって帰る支度を始めたときには,「トイレ?」とお母さんに向かって言いました。 状況や結果を分析した結果,「トイレに行きたいです」の言い方を教えることになりました。 これを繰り返し,Kくんが伝えたいことをカードにして,使える動詞を増やしていく。 ツールが充実していくことで,言いたかったことが相手にスムーズに伝わります。 「伝わった!」という成功体験を,少しずつ積み重ねていきたいですね。  <ずっと一緒だよ TASUC国立>

第四回教材マスターの集いのお知らせ

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こんにちは,TASUC国立の藤沼由美子です。 今回は、《第四回 教材マスターの集い 国立会場》のお知らせです。 今回のテーマは, 「発達障がいのある子どものタスクオーガナイゼーション」です。 行動問題を起こさせないために重要なことのひとつに、環境設定があります。 今回は、理論と実践をとおしてこの方策をお伝えします。 具体的な実践方法や実践例もご紹介いたしますので、どうぞご期待ください。 「TASUCの療育について知りたい」という方も大歓迎です。 たくさんのご参加をお待ちしております! 日時:  平成 28 年 1 月 16 日(土)15:30~17:30 (開場15:15)                                                     講師:齊藤宇開(たすくグループ代表)    池田好(TASUC国立)          場所:Space Koyo(スペースコウヨウ) (国立市中 1-15-2向陽ビル5階)JR国立駅徒歩4分  受講料:一般 12,000円 学生 3,000円         保護者の方には 割引制度 がございます お申し込み 電話・FAX:042-505-9940             MAIL:kunitachi@tasuc.com 〈ずっと一緒だよ TASUC〉

12月8日 実行機能への配慮を

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 Kくんの療育では,「名前を書く」課題をおこないました。 今日の療育で重視したことは,実行機能への配慮です。 課題を始める前に共有した目標は「見本と同じ大きさで書くための工夫を考える」こと。 「どうすれば同じ大きさでかけるかな?」という先生の質問に,「自分の指を当てて, 大体の大きさを測る!」と宣言。 宣言通りに大きさを意識しながら書いた後,先生からの「どうだった?」という質問に, 「う〜ん…同じ!」と答えたKくん。 「本当に?どうやって同じ大きさに気をつけて書いたんだっけ?」ともう一度聞くと, 自分で考えた『指で大きさを測る』工夫を使って大きさの確認をすることができました。 <実行機能> 1、望ましい目標を想定する 2、目標を達成するための合理的な手順を考える 3、目標を達成するために課題に専心する 4、結果が最初の目標とどこまで一致しているか確認をする 今日の課題では、1の具体的な目標の設定と4の事後の確認をおこなうことで, 「名前を書く」という課題を達成することができました。 「どうすれば本人が目標を想定できるか」「確認するためにはどのような方法がいいか」 という点を,お子さんに合わせて考えていくことが,課題を達成するコツですね。

理解が先

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 先日,教室に通ってくださっているお子さんの学校に行き,支援者会議を行いました。 ご家族,学校の先生,発達支援事業所の方が集まり, お子さんの特性や配慮事項を中心に確認しました。 学力や生活スキル等の目に見える行動の裏には,どんな原因があるのか? 感覚処理の問題や,構造化の不足など,原因がわかれば対応が見えてきます。 「理解が先」 地域で暮らしていくために、ご家族だけでなく学校や地域の方にお子さんのことを正しく理解してもらうことの重要性を改めて感じた1日でした。 <ずっと一緒だよ TASUC国立>

たすく祭,頑張りました!

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こんにちは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。 先週の土曜日プログラムでは,先日行われたたすく祭の打ち上げを行いました! 国立教室は第3位。 入賞を祝して,お子さん1人1人に国立教室の先生から賞状が授与されました。 「心からの宣誓が最高だったで賞」「思いがじーんと伝わる朗読だったで賞」など, たすく祭で頑張ったことを,賞状にして表彰。 先生にしっかり正対し,前を向き,いい姿勢で最期までかっこよく賞状を受け取ることができていました。 そして,頑張った後はお楽しみのワッフルパーティー! 午前中のグループは,お友達とトッピングを分け合いながら思い思いのワッフルを作りました。 たくさん果物やワッフルが食べたいけれど,他のお友達はどうかな? 相手のことを考え,「◯個あるから,◯個ずつ分ければいいね」などの提案をしながら,ワッフルパーティーを楽しみました。 午後のグループも,表彰式を行ってからワッフルパーティーを行いました。 ワッフルパーティーを通して,コミュニケーションツールを使いながら,構文をして先生に伝える練習をします。 言葉を整理して正しく構文し,細かな属性も使いながら相手に伝えることがねらいです。 お母さんのワッフルのトッピングを参考にしながら先生に伝えるお子さんや,自分の分だけではなく,お母さんのためにワッフルやトッピングをもらいに来るお子さんもいました。 頑張ったことを認めてもらう,褒めてもらう経験はお子さんの自己肯定感を高めるためにとても大切なことです。 本人が「できた!」「頑張った!」と感じながら,たくさんの人に褒めてもらう機会を作りたいですね。

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