やりとりを通じて他者意識を伸ばそう!

こんにちは。
TASUC国立教室の徳永瑞季です。
今回は、療育での取り組みをご紹介します。

先日の療育では、「相手とのやりとり」をターゲットに様々な課題に取り組みました。
一見やりとりをしているようで、課題にしか意識が向いていなかったり、問いかけに応えてはいるけれども相手を見ていない、ということがよくあります。また、自ら発信してはいるけど一方的で、届かない・伝わらないということも。
双方向の「やりとり」はなかなか難しいものです。

JsKepでも、学習をする態勢になる力として「大人と机上で向き合ってやりとりをしながら課題を成し遂げることができる」という項目があります。(JsKep①学習態勢3点)
相手を意識してやりとりにつなげるために、どんな仕掛けができるのでしょうか。

たすくでは、選択の機会を大切にしていますが、選択はやりとりの絶好のチャンスです。
しかし、ただ選んでもらうだけではやりとりは生まれません。
どっち?と問いかける際にも、実物を見せたり、トークンやスケジュールにつなげてやりとりをたくさん積み重ねます。
できるだけ目線が上がるように選択肢を高い位置でみせるだけでも、顔があがりやりとりにつながりました!
プリントに取り組むときにも、どっちからやる?何枚やる?と実物を使いながらやりとりを仕掛けます。
また、好きな活動を使って真似する機会を作ることで相手に注目させる、応答の機会にさらに選択肢をだす、などもやりとりにつながりました。


そして、自ら個に応じた方法で相手に伝える表出性のコミュニケーションの力を伸ばす為にも、相手とのやりとりは欠かせませんね。
お母さんや教室のスタッフでアイデアを出し合い、やりとりを仕掛ける日々です。
ぜひみなさんの「やりとり」のためのコツ、教えて下さい!

社会生活の中で、仲間や同僚と共に学び生きていく為にも、やりとりの力を伸ばしていきたいと思います。




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