9月11日 「待つ」技術

こんばんは,TASUC国立教室の茂手木雪絵です。
TASUCでは,自宅でお母さんと一対一で療育を行ってもらっています。
週に一度の教室での療育は客観的にお子さんを見る良い機会です。
今日の読書の課題の途中で,ふとペラペラと浮く本のページが気になったMくん。
ついここで本をめくってもらうために,少しページを浮かせたり,「めくって」と
急かしてしまいがちです。
でも,今日のお母さんとの目標は「主体性」を引き出すこと。
そのために,促しを抑えてぐっと「待つ」。
声がけを「次は?」というワードに絞り,本人が自ら次に進めるよう,
「3分は待つ!」と信じて待つ時間を決めました。
お母さんも,先生も,本人の力を信じて待つ。
しばらくして,自らページをめくり,本を読み進めることができました!
読み終わった後は,周りにいた人全員で拍手喝采。お見事!


先生の音を聞いて,合わせて指差しをする。「見て,聞く」が重要。




具体的に何分までは待とう,声がけは1つだけにしよう,など,暗黙知になっている
支援技術を客観的に見ることで,改めて家庭療育に生かしていけますね。
お母さんが何気なくしている支援技術も,共有することでさらに療育が深まります。
「自分でできたぞ!」と達成感を感じた時の満足げな笑顔が,たくさん見られるように
お子さんに合わせた支援技術を,一緒に確認していきましょう。

<ずっと一緒だよ TASUC国立>


ボタンをクリックするとたすくのWebサイトにジャンプします
たすく国立教室では、個別相談会や勉強会などを開催中です!
詳細はたすく国立教室の紹介ページをご覧ください。

【アクセス】
住所:〒186-0002  東京都国立市東1-4-9 ザ・ダイマス5F

このブログの人気の投稿

本年度もどうぞよろしくお願いします!

見る力が成長の一歩になる!

早期からの療育で自信をつけよう!