関東PECS研究会 勉強会をおこないました

こんにちは、TASUC国立教室の池田好です。

たすくは関東PECS研修会の代表をさせていただいてます。
今年は国立教室で定期的に研究会のメンバーで集まりPECSの勉強会をおこなっています。
今日は、先日の勉強会の内容をご紹介いたします。

前半は事例検討です。
コミュニケーション指導をおこなっているお子さん1名を事例に、
メンバー全員で指導内容について検討をおこなっています。
今回のテーマは、「注意喚起の機能をもつ問題行動の代替コミュニケーション〜外出先バージョン〜」。
欲しいものをお母さんや先生に自ら要求することで、
要求したものが獲得できるだけでなく、
相手からの注目を得られることで行動が落ち着くお子さんの事例でした。
お家やTASUCではPECSを使って正しくコミュニケーションがとれてきたため、
困った行動が減ってきた一方、
PECSが導入できていない外出先では困った行動が増えてきているとのことでした。
導入に向けてどんな要求を教えるか、グループごとに案を出し合いました。
普段教室スタッフだけでおこなっている検討ですが、
PECS研究会に所属されている他の学校や機関の方々とおこなうことで、
毎回新しい発見があります。

後半は、PECSの指導段階の意味について勉強し直しました。
「社会性につなげるぞ!」とゴールを想定しながら
フェイズⅠから丁寧にコミュニケーション指導をおこなっていこうと改めて考えさせられました。
ついついお子さんが好きなものを指導者が決めつけてしまいがちですが、
お菓子・おもちゃ・飲み物など、
選択肢を増やしてあげることで要求の幅が広がってきます。
私たちがコンビニで「どの味のじゃがりこを食べようかな・・・これは、しょっぱそうだな」と真剣に悩んでいるのと同じように、
子どもたちにも選択肢をたくさん用意してあげたいと思います。
欲しいお菓子の色・形・大きさの違いに注目することを繰り返し、
相手の表情の違いにも気づける社会性を身につけさせてあげたい!

研究会で検討したことを活かし、教室のコミュニケーションツールの充実を図り直して
またメンバーさんをお迎えします!

〈ずっと一緒だよ TASUC〉



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