伝えてくれて,ありがとう!

こんにちは,TASUC国立教室の山下実花子です。
今日は,9月から教室に通ってくださっているKくんのお話です。

伝えたいことがたくさんあるKくんは,
個人別の課題学習の時間に,目の前にいる先生に絵カードを使って,
「池田先生,じゃがりこ ください」と3語文を伝えることができるようになりました。

そして,先日運動に来たKくん。
バランスボールを頑張った後のご褒美を選んでいました。
欲しいおもちゃがありけれど,コミュニケーションブックに伝えたいカードがない!
先生に伝えようと頑張ったけれど,なかなか伝わらず…。
いろいろ考えた結果…Kくんが自分でカードにイラストを書いてくれました!

最終的にはおもちゃのある場所に先 生を連れて行ってくれました。
そこには,いつもKくんが使っている消防車のおもちゃがありました。
先生に「消防車が欲しい !」と伝えたかったんだね。
ようやく伝わりました。
欲しい物をなんとかして伝えようとしていたKくんだったんですね。

周りが自分の気持ちを察してくれる大人ばかりでなく
相手に自分から「発信」しなければ気持ちが伝わらない状況に遭遇することで
より正確に伝えようとする心が育つのだと,はっとさせられた瞬間でした。
自ら「どうしても伝えたい!」という気持ち(意欲)は,
なんとかしようという行動につながるのですね。
だからこそ,本人に合ったツールがあれば,どんな環境でも
必ず自分で気持ちを伝えられるようになる!
そう確信しました。
Kくん,ずっと一緒に,がんばろう。

〈ずっと一緒だよ TASUC〉

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