「自らの意思で決める!」〜じっくり考え、伝えよう。自分の道は自分で切り開く人を育てる〜
こんにちは。TASUC国立教室の鳥居麻生です。 今回は、たすくが大切にしている考え方についてブログを書きます。 たすくでは、「やりたい仕事に就かせてあげたい!」この理念のもとに、ご家族・本人・たすくスタッフが集います。 「やりたい仕事に就かせてあげたい!」この思いを叶えるために、 ご本人(お子さん)には意思決定する力をつけて、自分のことは自分で守ることを教えます。 高校3年生のKさん。 昨年入会し、先日2回目のアセスメントを受験しました。 入会当初は、いつもと違う状況や緊張する場面になると、行動が止まってしまう様子が多く見られました。 そこで2つのことを目標に療育を進めました。 ①自ら予定を確認できるスケジュールアプリを使用すること。 TASUCの教室での勉強の場面に限らず、家庭や学校、外出先・・・とあらゆる場面で使うことを徹底。 〈電車での移動時も!〉 いつものツール、流れがわかっていれば、安心して取り組めることが増えます。 〈修学旅行用にオリジナル化して〉 ②自らじっくり思考する力をつけること。自分で判断し、伝えるために、見渡したり、見比べたりする課題に取り組みました。 左から右の順番に物を見ること、自ら見比べることが課題だった1年前。 左手を添え、順番に指を指して見る学習を続けました。 今では、自分で見比べ、指を指し、「3時!」と自信を持って答えられます。 自信を持って判断ができることで、取り組める活動が広がります。この力こそ「やりたい仕事に就く」ための力なのだと、Kさんを通して改めて感じました。 〈そして・・・こんなところでも。〉 先日は、富士登山にチャレンジ! もちろん、スケジュールを携帯しました。バス車内で、確認。 苦しい時も、確認してもう一踏ん張り気合いを入れ直します! 富士登山は過酷なことも多く、何度もめげそうになりました。 そんな時でも自分の意思で決める! 「頑張ったら、温泉に入る!」この見通しがあるからこそ、自らを奮い立たせ、最後まで歩き切ることができました。 これからも、ご本人の意思決定の力を高